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おいでよ、山の芸術祭 3市2町舞台に作家112組と住民参加

 県内の田園でアート巡りを楽しむ「かがわ・山なみ芸術祭」が開催されている。瀬戸内国際芸術祭と同じく、過疎地域で芸術家が作品を制作・展示する。通称「山芸」は今年が2回目。春と秋に綾川町、観音寺市大野原町、まんのう町、高松市塩江町、三豊市財田町の5エリアが会場になる。
 2度目の今回は綾川町を皮切りに3市2町で開かれ、総勢112組の作家が参加する。各地のエリア・キュレーターが企画に趣向をこらす。低予算のため、地域の協力が不可欠だ。ボランティアグループ「ウリボウズ」が運営を支える。
 芸術祭実行委員長を務める倉石文雄・香川大教授(57)は「住民もアートを楽しみ始めた。地域と作家両方が盛り上がらないと芸術祭は成立しない」と話す。
 綾川町エリアでは鑑賞パスポート(一般800円、学生600円)や会場で使える地域通貨を発行した。21日には作品オークションも開く。綾川町エリアの会期は22日まで。今後他エリアで作品が公開される。問い合わせは、かがわ・ものづくり学校(087・878・0921)。
 

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