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水車で発電、ライトアップ 福知山市「再生可能エネルギーの力、見て」

 福知山市が府立工業高校に製作を依頼して同市大江町仏性寺に設置した小水力発電設備で、設備が発電した電気による周辺のライトアップが始まった。再生可能エネルギー利用をアピールし、地区の観光資源の一つとしたいという。
 発電設備のある水車小屋が青と白のLED灯800個のイルミネーションで飾られ、LED投光機は川辺を桃色に染めた。農業用に使われ水量が減る期間を除き、毎日午後5時~10時にライトアップする。
 発電設備は直径2メートル、幅45センチのステンレス製の水車を二瀬川から引く農業用水で回して発電し、最大500ワットの出力がある。市の再生可能エネルギー活用の実証実験として、同高機械プランニング科の生徒が2013年11月に完成させた。同高はその後、水車の動力を発電機に伝える装置など、電気が安定供給出来るよう改良を重ねてきた。
 市環境政策室の担当者は「再生可能エネルギーの力を見てもらい、同様の発電設備をもっと普及して欲しい」と話している。 

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