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農林被害236億円 熊本県速報値 熊本地震 【西部】

 熊本県は26日、農林業の被害額が速報値で236億円に上ると発表した。ただ、被害の大きい益城(ましき)町、南阿蘇村、西原村などは調査できておらず、県は「最終的な被害額は見当もつかない」としている。
 被害額が最も大きかったのは熊本、宇城(うき)、玉名各市などの山腹崩壊で林業に計約150億円の被害が出た。続いて、田植え前の農地の亀裂や用排水路の損傷が約74億円だった。収穫量全国1位のトマトを、選果機の破損で廃棄せざるを得なかったり、出荷のピークだったメロンが落下したりといった野菜・果物の被害も約3千万円に上った。
 牛舎が倒壊して肉用牛が圧死するなどの畜産被害は約1千万円。被害額は集計できていないが、地震で廃用になった牛は174頭、馬は3頭。

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