ＧＷ三島、水大賞の環境大臣賞に

　三島市の源兵衛川浄化など河川再生に取り組むＮＰＯグラウンドワーク（ＧＷ）三島が、第１８回日本水大賞の環境大臣賞を受賞した。市民、企業、行政との協働で「水の都・三島」を復活させた２３年の活動が評価された。６月に東京都で表彰式がある。
　日本水大賞は、日本水大賞委員会（委員長・毛利衛日本科学未来館館長）と国土交通省が主催。１９９９年から毎年、水環境の健全化へ貢献した個人や団体を表彰している。今年は全国から１５１件の応募があった。環境大臣賞は、大賞に続く六つの大臣賞の一つ。
　ＧＷ三島は、源兵衛川、松毛川、境川の３河川を中心に、希少種の生息環境の再生や植樹に取り組み、それぞれの川に固有の環境を整備してきた。その結果、源兵衛川には市内から姿を消したミシマバイカモ（三島梅花藻）が復活し、ホタルが乱舞する清流へとよみがえった。