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南三陸町、海も山も環境配慮のお墨付き 国際認証を取得

 南三陸町の「海」と「山」が、環境や社会に配慮しているとして、国際的なお墨付きを得た。町は「海も山も認証された自治体はおそらく世界初めて。商品・製品だけでなく、自然の豊かな町の魅力もアピールしていきたい」と喜ぶ。
 海が評価されたのは、県漁協志津川支所戸倉出張所のカキ養殖。3月末に「asc認証」を取得した。オランダに事務局があるNGOから、海の環境を守り、働き方にも配慮した養殖場として認められた。
 陸の国際認証を得たのは、南三陸森林管理協議会。ドイツに本部があるNGOによる「FSC認証」を取得した。昨年10月、町や町内の製材会社など4者が所有する1314ヘクタールの山林が対象となった。
 水産業は津波で打撃を受けたが、山は無事だったため、復興を引っ張ろうと取得を計画。環境への配慮や違法な伐採をしていないかなど、多くの審査項目をクリアした。

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