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国内のルール化難航 生物資源の公平な利用へ 名古屋議定書、日本は未締結

 熱帯のある国で取ってきた植物の成分から、先進国の製薬会社が新しい薬を開発、爆発的に売れた――。動植物や微生物が生む恩恵を国際的に公平に分け合う仕組みを定めた「名古屋議定書」を、日本は目標の2015年までに締結できなかった。必要な制度改正の議論が遅れたからだ。議定書は14年に発効している。このままでは遺伝資源の入手が難しくなり、国内研究が影響を受ける可能性がある。

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