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ブループラネット賞にIPBESなど
- 2024/06/20
- 旭硝子財団
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公益財団法人 旭硝子財団(島村琢哉理事長 東京都千代田区)は、今年で33回目となるブループラネット賞(地球環境国際賞)の2024年の受賞者を発表した。
受賞したのはユニバーシティ・カレッジ・ロンドン、グローバル・プロスペリティ研究所のロバート・コスタンザ教授と、生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム (IPBES)。
この賞は、地球サミットが開催された1992年に設立され、地球環境問題の解決に向けて社会科学、自然科学/技術、応用の面で著しい貢献をした個人や組織に対し、業績を称える国際的な賞となっている。
コスタンザ教授は、1997 年の論文で、自然環境が人間に提供する生態系サービスの経済的価値が、当時の世界の GDP 総額を上回っていることを初めて実証し、それまで過小評価されていた生態系サービスの重要性を世界に示した。生態系が持続可能である幸福な社会の実現を積極的に提唱している。
2012年設立のIPBESは、生物多様性、生態系サービス、そして自然が人間にもたらすものについての知見と科学における最先端の国際機関。IPBESの報告書は、科学に基づいた政策や行動の基盤となっている。
※生態系サービスとは、水供給、気候の調節、景観、受粉など自然の生態系が人間にもたらす恩恵のこと。