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今後5年の世界の気温「最高レベルに」 気候変動とエルニーニョ

 世界気象機関(WMO)は5月17日、今後5年間、世界平均気温が過去最高レベルになる可能性が高いという予測を発表した。気候変動と、赤道太平洋の海面水温が高い状態が続くエルニーニョ現象が影響するという。

 今回の予測は、英気象庁など11の研究機関から145人の科学者が分析に加わった。世界の年間平均気温が最も高かったのは2016年だが、23~27年の5年間のうち、少なくとも1年で更新する可能性が98%あるという。今後5年間の平均気温が直近5年間より高くなる可能性も98%となった。

 予測にもとづくと、5~9月の降水量はサハラ砂漠南部のサヘル地域、ヨーロッパ北部、アラスカ、シベリア北部で降水量が増え、アマゾンやオーストラリアの一部で減ることになるという。

 また、27年までに平均気温が産業革命前より1・5度以上高くなる年がある可能性はという。温暖化の国際ルール「パリ協定」では今世紀末までの気温上昇を2度よりかなり低く、できれば1・5度に抑える目標を掲げている。

 一時的に1・5度を超えたとしても、すぐにパリ協定の目標が達成できなかったことを意味するわけではない。

 WMOのターラス事務局長は「WMOは一時的に1・5度の水準を突破する頻度が高まることに警鐘を鳴らしている」とする声明を出した。

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