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32種の動植物、希少種指定 サンショウウオなど、ネット売買問題化
- 2022/01/24
- 朝日新聞
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環境省は、小型のサンショウウオ類など新たに32種類の動植物を、24日付で種の保存法にもとづく「国内希少野生動植物種」に指定する。インターネットオークションでの売買が広まっていたことから、捕獲や採取は認めるが、販売は禁止する「特定第二種」の指定を大幅に増やす。
希少種に指定されると、捕獲や採取、販売などが原則禁止される。希少種のうち特定第二種は、研究や飼育のための採取が例外的に認められている。今回指定される32種のうち、サンショウウオ科の23種と、淡水性二枚貝のカワシンジュガイ科の2種は特定第二種に加わる。
指定増加の背景には、ネットオークションでの売買がある。サンショウウオは成体だけでなく、繁殖期に卵を採取して出品する行為が問題化。カワシンジュガイは淡水魚のタナゴの仲間が産卵場所にするため、魚の繁殖目的での売買が後を絶たなかった。