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脱炭素エンジンへ連携 新燃料や水素研究 トヨタなど5社

 トヨタ自動車とマツダ、スバル、川崎重工業、ヤマハ発動機の5社は13日、脱炭素化に向けて、エンジンを活用した燃料の選択肢を広げる取り組みを進めると発表した。ガソリンに代わる新たな燃料や、二酸化炭素(CO2)を排出しない「水素エンジン」の研究や開発で連携する。5社の社長が岡山国際サーキット(岡山県美作市)で会見を開いて発表した。
 トヨタとスバルはバイオマス(生物資源)由来の合成燃料を使ったエンジン車で、来年の耐久レースに参加する。マツダは、微細藻類「ミドリムシ」などが原料のバイオ燃料を使って参加する。トヨタは水素エンジン車での参戦も続ける。走行環境が過酷なレースを通じて、エンジンや燃料の課題を洗い出すという。
 二輪車の分野では、川崎重工とヤマハが、二輪車向け水素エンジンの共同研究を始める。ホンダやスズキもこの枠組みに加わる見通しだという。

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