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越冬タンチョウ、過去最多1516羽 道が1月に分布調査 /北海道

 北海道は1月26日に道内8振興局管内で実施したタンチョウの越冬分布調査で1516羽を確認し、1952(昭和27)年の調査開始以来最多だったと発表した。
 内訳は野生1478羽、飼育38羽で、過去最多だった昨年同期より146羽多かった。野生のうち振興局別では、釧路が1392羽で全体の94%を超えた。
 環境省は2015年度から、タンチョウの間で感染症が広がらないように鶴居村などの給餌(きゅうじ)量を減らして分散を図ってきた。専修大学北海道短大の正富宏之名誉教授は「給餌量削減の効果は釧路管外までは及んでいない。今年は気温が低く自然の餌場の河川などの凍結により、人目につきやすい大規模な給餌場に集まり確認数が増えたとも考えられる」としている。

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