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街路樹の剪定枝など、バイオ燃料化へ協定 周南市が民間2社と /山口県

 剪定(せんてい)された街路樹の枝や公園の伐採した木を、バイオマス燃料として有効活用する試みが、新年度から周南市で始まる。剪定枝や伐採木をチップ化し、市内の総合化学メーカーで自家発電所の燃料として使ってもらう。27日には実現に向けた協定の締結式が市役所であった。
 協定を結んだのは、周南市、東ソー南陽事業所、東ソーのグループ会社で木質バイオマスチップを製造する和泉産業の3者。周南市が、街路や公園などで剪定・伐採した樹木を約3カ月乾燥させたあと、和泉産業に販売。和泉産業は、同市戸田にある周南バイオマスセンターで木質チップにして、東ソー南陽事業所に販売し、東ソーはチップを自家発電所で使う。
 市によると、現在、剪定枝や伐採木はチップ化して、肥料としてイベントで配ったり、公園に植樹する際に土壌改良材として使ったりしている。新年度からは和泉産業に年間で最大100トン程度を提供できる見込みという。

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