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鳥に近い新種の恐竜?化石確認 むかわ

 北海道大学と北海道むかわ町は6日、鳥の祖先とみられる恐竜の化石が確認されたと発表した。化石には肋骨(ろっこつ)、後ろ脚、骨盤などが含まれ、7200万年から1億年前の白亜紀後期の地層から見つかった。全国的にも珍しい種類で、新種の可能性が高いという。
 化石は1990年ごろ、地元の収集家の堀田良幸さんが河川敷で見つけ、むかわ町穂別博物館に寄贈した。昨年6月から化石のクリーニング作業をしたところ、珍しい形状だったため、北大の小林快次教授に調査を依頼。空は飛ばないが鳥に近い「獣脚類」の恐竜の可能性が高いことがわかった。
 化石は、2013年に全身骨格が確認された恐竜「むかわ竜」と同じ地層の古い地点で発見された。小林教授は「むかわ竜の発見に匹敵する驚きだ。大進化のメカニズムを解くことができる可能性がある」と話している。

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