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二戸の漆掻き、無形遺産登録 地元でお祝い /岩手県

 二戸市の漆を採取する技術「漆掻(か)き」を含む「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されることが決まった。市は18日、地元の小、中学生が作ったくす玉を割ったり、市役所で横断幕を掲げたりして登録を祝った。
 日本うるし掻き技術保存会の工藤竹夫会長(79)と、二戸市の藤原淳市長が同市で記者会見を開いた。工藤会長は「漆生産の厳しい時代を乗り越え、認められたことは喜び。漆掻き技術を受け継いでいくために励みたい」と述べ、藤原市長は「これからの街づくりの原動力となる大きな励みであり、次の世代に引き継いでいく大切な使命をいただいた」と話した。

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