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温室効果ガスの排出量、「2050年に実質ゼロ」EU法案

 欧州連合(EU)の行政機能を担う欧州委員会は4日、地球温暖化の原因になっている温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロとする目標を盛り込んだ「欧州気候法案」を発表した。現在の温暖化対策の国際的枠組みである「パリ協定」をさらに野心的にした内容で、環境分野で世界を主導することを狙う。
 法案は目標達成のため、EU加盟国に協調して必要な対策を講じることを義務づける。欧州委は、対策が不十分な国に対して勧告する権限を与えられる。
 スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんはこの日、欧州議会で演説。ロイター通信によると、「家が燃えているときに、火を消し始めるのに数年待つことはしない。今日の欧州委の提案はまさにこういうことだ」と法案を非難した。

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