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松阪の木、活用促進 市庁舎カウンターを「化粧直し」 /三重県

 地元産木材をPRするため、松阪地区木材協同組合(松阪市)が市庁舎の総合案内カウンターなどをヒノキ材やスギ材で「化粧直し」した。市は新年度予算に木造公民館の建設費を盛り込むなど「松阪の木」の活用促進を図る。
 1階入り口で来庁者の目に付くカウンターの周囲にヒノキ材を張って覆ったほか、2機あるエレベーターの扉の周りにスギ材を並べて配置し、視覚的に優しいデザインにした。近寄ると香りが漂い、竹上真人市長は「木材のまちにふさわしい」と絶賛する。
 組合は同市木の郷町で「木の情報館」「すまい体験館」を運営し、情報発信や国産材の普及に努めている。2018年にも市長応接室の壁の一部をヒノキ材にして寄贈した。
 市は「松浦武四郎記念館」との複合施設である小野江公民館を独立させる建設事業で、構造材や内装材に松阪産の木材をふんだんに使うため、新年度予算に約3億5千万円を計上。大小の研修室や調理室、和室などを備えた約380平方メートルの木造平屋建てで、来年4月に開館予定。

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