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ブロック塀→木製化、じわり 地震で倒壊死亡事故、教訓に 軽くて安全、コスト課題

 通学路などの安全を確保しようと、ブロック塀を木製に変える動きが広まりつつある。昨年6月の大阪北部地震の際、女児がブロック塀の下敷きになり死亡した事故を受けた動きだ。国産木材の活用推進にもつながるため、国も支援に乗り出した。
 東京都国立市の都立国立高校では、延長56メートルの木の塀が屋外プールを囲む。交差点に面したブロック塀を撤去した跡に6月、設置された。柱と木材を留める縁には鋼材を使った。
 都は、大阪北部地震を受け、都内の幼稚園や小中高3607校と、公園や警察署、都営住宅など5795施設の緊急点検を実施。国の安全基準を満たさない国立高など都立高3校で、まずは木の塀を試行設置した。仮に大地震の際に倒れたとしても、ブロックよりも軽いため、比較的安全だという。
 今年3月には、設計モデルや工事費の概算などを載せたガイドラインも公表。都有施設だけでなく、民間企業にも参考にしてもらうのが目的だという。
 山形県長井市の障害児入所施設「県立やまなみ学園」でも3月、ブロック塀の代わりに木製フェンスが設置された。プロジェクトチームを立ち上げた県が、風や雪に耐えられるよう構造を計算し、素材には県産のスギを使って「山形式フェンス」と名づけた。県はそのほか、園芸試験場や駐在所でも木製フェンスを設置した。神奈川県も昨年度、県立学校3校で木の塀を導入した。

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