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農業の国際認証、大野農高生挑戦 来月審査向け研修 /北海道

 北斗市の大野農業高校が安全性や衛生、環境などの基準を満たした農家を認証する農業生産工程管理(GAP)のアジア版、ASIAGAPの認証を獲得を目指している。来月にも審査を受ける予定の園芸科の野菜班・果樹班の生徒たちが審査の本番さながらの実践研修を受けた。
 17日の研修では、ASIAGAP指導員の小川逸朗氏が講師となり、提出された申請書を見て、認証の基準となる農場管理のマニュアルや農薬の保管状況、残留農薬や土壌の数値などを生徒らに細かく質問した。
 果樹の班長を務める2年の岡本侑真君(16)は「衛生面での規定をクリアできるよう気を使ってきた。企業への就職を目指しているので、今回の経験は将来の工程管理などに生かせると思う」と話していた。
 同校は昨年、稲作について国内版の認証にあたるJGAPを獲得した。農業や食品産業に進む生徒が多いため、将来、会社や農家でこうした認証を取るための知識の獲得と訓練をかねた取り組みという。

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