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駆除のヒグマ、8年前から出没 札幌市対策委、DNA鑑定一致 /北海道

 8月に札幌市南区の住宅街に出没し市が駆除したヒグマのDNA型を鑑定した結果、8年前から同区内で出没が確認されていたクマだったことが、市ヒグマ対策委員会で報告された。気づかないうちに人の生活圏に繰り返し侵入していた、と専門家はみる。
 市によると、最初は2011年11月、南区豊滝の国有林内で個体数調査のため毛を採取した。駆除された同区藤野の山中から直線距離で約7キロの地点だった。昨年も藤野地区でフキなどを食べた跡やふんが見つかっていた。
 対策委員会は9日に開催された。道立総合研究機構環境科学研究センターの間野勉・自然環境部長は「人間の活動に依拠していることは読み取れなかったが、たとえばもしGPSを付けていれば、以前から気づかないうちに農地や住宅地に侵入をしていたとわかり、その段階でまずいと判断できたかもしれない」と話す。
 対策委員会ではこのほか、駆除について「他に選択肢がなくさっぽろヒグマ基本計画に基づく適切な措置だった」と総括。車による山林への追い払いは「十分な効果を得られなかった」としてドローンやベアドッグなどその他の手法も検討の必要があるとした。
 市街地への出没の予防策では、放棄された果樹の伐採や山林の草刈りを市が組織横断的に取り組むことや家庭菜園用電気柵の普及などが挙がった。

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