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秋の宗谷路「白い道」から絶景 稚内でフットパス、愛好家集う /北海道

 全道フットパスの集いinわっかない」(稚内観光協会主催)が5日、稚内市で始まった。道内外から約110人の愛好家が参加。日本最北端の宗谷岬の背後に広がる宗谷丘陵やノシャップ岬を舞台に、2日間にわたって秋の宗谷路を楽しむ。
 全道フットパスは2003年からフットパス・ネットワーク北海道が中心となり、春夏の年2回開催。今回が30回目で、稚内は初開催になる。5日は宗谷岬から宗谷丘陵を巡るコースが悪天候のため中止となったが、午後から天候が回復して「白い道」を歩いた。
 白い道は砕いたホタテの貝殻を敷き詰めた約2キロの道で、8年前に市職員の発案で産業廃棄物を有効活用して貝殻を敷いたのが始まり。2年に1回、貝殻を敷き直しており、数年前から「インスタ映えする」など観光客の間で人気が広まっている。
 参加した人は「白い道と牧草地、海、風車が林立する光景はどこにもない」と感動した様子。北九州市の大学生グループは「サハリンが見えて感動。野生のエゾシカの群れにも出あえた。寒いけど素晴らしい景色だ」といい、夜は懇親会で交流を深めた。

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