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網走川のプラごみ、網沈めて実態調査 11月、美幌博物館で報告 /北海道

 網走川の環境保全を進める「網走川流域の会」が美幌博物館(美幌町)の協力を得て12日、美幌町の同川でマイクロプラスチックの調査をした。今後、網走市内などでも調査し、調査結果を11月16日から美幌博物館ロビー展で紹介する。
 国際的にプラスチックごみの海洋汚染が問題になっているなか、身近な川がどのような実態なのかを調べ、マイクロプラスチックの問題を考えてもらうのが狙い。
 同博物館の町田善康学芸員が美幌町の美禽(みどり)橋下で、円錐(えんすい)形の網を川中に5分間沈めて調査した。この網では0・3ミリ以上の同プラスチックを採集することが可能。今後、採集物からマイクロプラスチックを取り出す。
 マイクロプラスチックは細かく砕けるなどした5ミリ以下のプラスチックで、魚などの体内から検出されているという。
 町田さんは「川のマイクロプラスチックはポイ捨てや、近くの道路などからの流入が要因。(調査結果から)現状を知ってもらいたい」と話している。
 同会は、網走川流域の1市3町の漁協や農協などの団体、住民らで作り、一斉清掃や子どもたちを対象に学習会などを開いている。

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