石炭火力の抑制要請

　温室効果ガスを大量排出する石炭火力発電を巡り、原田義昭環境相は２７日の記者会見で、東京電力の小早川智明社長に対して、運転を極力抑制すべきだとする要請書を出していたことを明らかにした。
　要請書は２２日付。新設分への要請を強調したうえで、理由として（１）石炭火力発電の温室効果は他の電源より非常に高い（２）国際的に日本は今、石炭火力の存在ゆえに「環境先進国」と呼ばれなくなった（３）他の燃料に比べ、長期的将来性は不透明――などと列記している。