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タイの赤ちゃんジュゴン死ぬ 体内からプラごみも

 絶滅が危惧されるジュゴンの赤ちゃん2頭が親とはぐれてタイ南部で保護され、うち1頭の雌「マリアム」(生後約8カ月)が17日未明、死んだ。タイ天然資源・環境省は同日会見し、体内にたまった海洋プラスチックのごみが体調悪化を引き起こしていたと発表した。
 同省などによると、マリアムはタイ南部クラビ県の浅瀬で4月に保護され、波の穏やかな島の入り江で飼育されてきた。親とはぐれたジュゴンが生き延びるのは珍しく、タイ初の飼育ジュゴンとして、その成長ぶりが国内で話題を呼んだ。獣医師らが特殊な授乳器でミルクを与えたり、母親に代わって海草の食べ方を教えたりした。ボートで並んで泳がせて運動不足の解消も図った。
 ところが、10日に野生の雄ジュゴンに襲われたのをきっかけに、体調が急激に悪化。血圧が上昇し、ミルクを飲まなくなった。15日に飼育プールに移して治療したが、17日未明に呼吸が止まり、死んだことが確認された。
 解剖にあたった獣医師によると、襲われた際にできた可能性のある腹部のアザのほか、消化器にはプラスチック片が少なくとも八つ詰まって、ガスが充満しているのが確認された。臓器障害や炎症を引き起こしていた。プラスチックを海草と間違えて口にした可能性があるという。さまざまな要因が重なって死に至ったとみられるという。

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