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田んぼに「地上絵」出現 展望台も設置 つくばみらい /茨城県

 つくばみらい市下小目(しもおめ)地区に、様々な色の葉をつけるイネで絵を描いた「田んぼアート」がお目見えし、近くを走るつくばエクスプレス(TX)の乗客らの目を楽しませている。見ごろは8月中旬まで。
 地元で農村風景の保全に取り組むNPO「古瀬(ふるせ)の自然と文化を守る会」が手がけた。今年は、ラグビーのワールドカップが日本で開かれることから、カエルがラグビーボールを蹴っている図柄に決めた。現地には、上から眺められる展望台も設置されている。
 「守る会」事務局長の小菅新一さんによると、田んぼアートは、TXが開業した2005年に新興住宅地の住民と農村の交流を目的に始めた。1口5千円の協力費を募り、毎年図柄を変えている。今年は5月中旬、東京都などから約60人が集まって広さ約3500平方メートルに田植えした。
 小菅さんは「子どもの引きこもりが社会問題となっているが、田んぼアートをきっかけに、農業や自然環境に関心を持って元気になってほしい」と話した。

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