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発掘調査の公開、三内丸山で開始 9月23日までの予定 /青森県
- 2019/07/03
- 朝日新聞
- 青森県
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青森市の三内丸山遺跡で今年度の発掘調査の公開が2日始まった。土日祝日や雨天日など調査が休みの日を除いて、9月23日まで公開される予定。
公開されるのは大型掘立柱建物の近くにある「第43次発掘調査区」と呼ばれる区域で、約3800平方メートルの範囲内で調査を行う予定。2日は午前9時ごろから調査が始まり、担当者がスコップで土をはぎ取ったりする様子が見られた。
カナダから旅行で訪れた警察官のスリフ・ベイサさん(38)は「独特の雰囲気を感じる。日本の遺跡に興味があったので来た」と熱心に写真を撮っていた。
三内丸山遺跡は今年度の世界文化遺産の国内推薦候補に選ばれることが有力視されている「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つ。担当者は「調査で日々新しいことがわかっていく。発掘の様子はなかなか見られるものではないので多くの人に足を運んでほしい」と話した。