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里山保育、市と連携 森のようちえんウィズ・ナチュラ 天理 /奈良県

 ■じもトピ まち・ひと・わだいWEEKLY

 県内の里山などで子どもたちの主体性を大切にした保育活動をしている「森のようちえんウィズ・ナチュラ」と天理市が14日、「自然環境を活(い)かした教育・子育てに関する連携協定」を結んだ。ウィズ・ナチュラは今月、標高が高い同市東部の高原地区に活動拠点を移している。
 この日は市役所で調印式があり、ウィズ・ナチュラ代表の岡本麻友子さん(43)と並河健市長が協定書に署名。岡本さんは「人の温かさに助けられ、大人もリラックスして、いい子育てができている」と現在の保育状況を説明。市と連携して子どもたちを伸び伸びと育てて、少子高齢化が進む高原地区の未来づくりに取り組む考えを示した。
 並河市長は「本市のリソース(資源)を使っていただくうえで基礎となる協定があった方がいいだろう(と考えた)」と協定締結の理由を説明。「今後の協力の幅が広がることを期待している」と述べた。岡本さんが画像を使い、滝で遊んだり、木イチゴを見つけたりと高原地区での子どもたちの様子を紹介した。
 ウィズ・ナチュラの子どもたちは県内の3~5歳児計14人。桜井市の里山などで活動してきたが、高原地区の滝のある広場で今月から週4回の保育活動を始めた。すでに昨年12月から同地区の旧幼稚園舎を週1回使わせてもらっている。8月からは公民館で定期的にマルシェ(市場)を開く。

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