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奄美の生態系、外来種から守れ 県、駆除マニュアル作成 /鹿児島県

 世界自然遺産登録を目指す奄美大島と徳之島。その生態系を脅かす外来種の駆除マニュアルを県が初めて作り、県ウェブサイトで公開を始めた。登録に向け、両島で駆除活動が活発化しており、効果的な手法で実施してもらおうとの狙いがある。県自然保護課は「活動の参考にしてもらいたい」とする。

 作成したのは、アフリカマイマイ(カタツムリの仲間)とスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)、植物のセイタカアワダチソウとポトス(オウゴンカズラ)、ムラサキカッコウアザミの計5種類のマニュアル。住民に身近で、在来種と区別しやすく、駆除の効果が出やすい種類を選んだ。
 駆除は手法を誤ると効果が薄かったり、かえって分布を広げたりする恐れもあるため、イラスト付きで正しい手法を紹介した。
 例えば、ムラサキカッコウアザミは種が付着しない服装で行い、抜き取った後は種や根が飛散しないように厚手のポリ袋に詰め、燃えるゴミに出すよう求めている。脳障害をもたらす寄生虫の宿主でもあるアフリカマイマイとスクミリンゴガイについては、素手で触らないなどの注意点を明記。それぞれの外来種の特徴や在来種への影響も記した。
 同課によると、両島で活発になっている地域や企業、学校などの自然保護活動での利用を想定しており、5月下旬から公開を始めた。その他の外来種については必要に応じて追加を検討するという。
 昨年、両島や沖縄の遺産登録について「延期」勧告を出したユネスコ諮問機関は、外来種侵入を「自然への脅威」の一つに挙げている。羽井佐幸宏・同課長は「外来種対策は住民の皆様の主体的な活動なしには進まない。ぜひ協力をお願いしたい」と話す。

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