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野生鳥獣との共生へ協議会 有識者7人、捕獲主眼の対策見直し /秋田県

 クマなどによる人身被害や農作物の被害が広がる中、野生鳥獣との「共生」に向けた新たなビジョンを作る協議会が31日、秋田市で開かれた。協議会は動物の専門家や県猟友会の理事ら計7人で構成。来年3月までにビジョンを策定し、県の保護管理計画に反映させるとしている。
 委員長にはマタギ文化に詳しい田口洋美・東北芸術工科大教授が就任。山間部での耕作放棄地の増加や狩猟者の減少などを理由に野生鳥獣の被害が増えていることを受け、捕獲に主眼を置いてきた対策の見直しを図る。ビジョンではツキノワグマ、ニホンジカ、イノシシの3種が対象となる。
 この日の会合では、委員が現状認識や理念を共有した。出席者からは「人身被害が出た地域では、クマの駆除を望む声もある」「クマが食べるブナの植林の効果が出ていない」といった現場の声も報告された。田口委員長は「今の考え方では、人と動物のいたちごっこが続く。次回は、具体的な方策も含めた議論を進めたい」と話した。
 県によると、昨年度のクマの目撃は920件あり、人身被害は7件起きた。これまで県内で生息できなかったイノシシも、県南部を中心に約217万円分の農林業被害をもたらした。

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