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マレーシア、違法廃プラ「送り返す」 輸入450トン、日米などに

 「先進国のごみを押しつけないで」――。マレーシア政府は、日米など少なくとも7カ国から違法に持ち込まれたプラスチックごみ450トンを輸出国に送り返すと発表した。リサイクル用プラスチックの最大の受け入れ国だった中国が1年半前に受け入れを禁止して以来、プラごみが東南アジアに殺到。各国が対応に苦慮している。
 マレーシア環境省によると、今回、違法なごみが発見されたのはクアラルンプール郊外のクラン港。リサイクルできない汚れた家庭ごみなどが許可なく輸入されていた。このほかにも約2550トン分についても調査し、送り返す可能性があるという。ごみは日米のほかに英国、中国、オーストラリアなどの「リサイクル業者」がマレーシアの仲介業者を通じて持ち込んでいた。
 ヨー・ビーイン環境相は28日の会見で「ごみの持ち込みでマレーシアの空気や川が汚染されており、健康被害の心配もある。先進国はプラスチックごみの管理方法を見直してほしい」と訴えた。仲介業者にはごみを各国に送り返すように命じたといい、応じない場合は最大で禁錮2年に処せられる可能性があるとした。
 プラごみを巡っては、中国がリサイクル用プラスチックの最大の受け入れ国だったが、17年末に輸入を禁止した。国際環境団体グリーンピースによると、以来、ベトナム、タイ、マレーシアなど東南アジアでの輸入が増加した。昨年1月から7月までに主な国からマレーシアに持ち込まれたプラごみは71万トンで、前年の同期間の3倍以上にふくれあがった。
 マレーシア政府によると1年ほど前から「プラスチックが燃えるにおいがする」といった苦情が各地から寄せられるようになったといい、政府はプラごみを不法に処理する違法業者が急増しているとみる。

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