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「里沼」、日本遺産に 県内2件目、館林の文化育む /群馬県

 文化庁が認定する2019年度の「日本遺産」に、館林市の「里沼(SATO―NUMA)」が選ばれた。県内では、15年度に認定された桐生市、甘楽町、中之条町、片品村の「かかあ天下―ぐんまの絹物語―」に続き2件目となる。

 日本遺産は、地域の有形・無形の文化財をストーリーとしてつないで発信することを目的に、15年度から始まった制度。今回は全国で新たに16件が認定され計83件となった。
 館林市教委文化振興課によると、人の手が入り、人が適度に関わることで良好な自然環境が守られてきた里山の「沼版」として、「里沼」という新しい概念を採り入れたという。市内には大小五つの沼があり、今回はそのうち代表的な茂林寺(もりんじ)沼、多々良(たたら)沼、城(じょう)沼を選んだ。
 副題には「『祈り』『実り』『守り』の沼が磨き上げた館林の沼辺文化」とうたった。昔から人々の暮らしと結びつき、国指定名勝の躑躅(つつじ)ケ岡や麦作、川魚の食文化など、地域の文化を育んだ沼の存在に光を当てた。
 古刹(こさつ)・茂林寺そばにあり、多くの水鳥や水生動植物が生息する茂林寺沼。地域で保全活動に取り組む同寺住職の古川正道(しょうどう)さん(54)は今回の認定を静かに受け止める。「観光資源として使うこと以上に、次の世代に自然を残していくことにつながってほしい」と願っている。

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