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竹の粉、エンジン 徳島工業短大・宮城学長ら開発 軽油と一緒に燃焼 /徳島県

 竹と軽油で動くエンジンを徳島工業短大(板野町)の宮城勢治学長らのグループが開発した。ディーゼルエンジンの内部で竹の粉を軽油と一緒に燃焼させて圧力を高めてピストンを動かすという仕組みだ。燃費は未知数。また、内部にたまる竹の燃えかすを取り除くために、エンジンを分解する必要があるなど実用化への課題は多いが、宮城学長は「将来は二酸化炭素の排出量が少ないエンジンとして活用できる可能性がある」と話す。

 農薬の噴霧器の動力に使う排気量290ccのディーゼルエンジン(5馬力)を改造した。直径0・1ミリ程度に粉砕した竹の粒子は、軽油とは別に「ホッパー」と呼ばれる金属製のタンクに入れる。空気と混ぜてエンジン内部に送り込み、軽油と一緒に燃焼させる。エンジンを回すと、木の粉を燃やしたような焦げたにおいが漂うのが特徴だ。今は軽油2に対し、竹粉8の割合で動いており、今後、軽油の量を1割まで減らすのが目標だという。
 宮城学長は竹の有効活用を考える「バンブーケミカル研究所」(事務局・阿南工業高等専門学校)のメンバー。徳島県は全国有数の竹の子の産地だが、農家の高齢化で竹林が荒れ、周囲の水田にまで根が伸びたり、山林の保水力の低下を招いたりしている。解決策を探るため、2010年に阿南高専が学内ベンチャーとして立ち上げたのが同研究所だ。
 宮城学長はガソリン以外の燃料で動くエンジンの専門家。竹の大量消費の手段として竹粉エンジンの開発を始めた。昨年には特許も取得しており、「アクセルに連動して竹の粉の流入量を調整するなど、改良を重ねたい」と話す。

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