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クマ目撃、住宅街で相次ぐ 児童、集団下校も 清田区・北広島 /北海道

 札幌市清田区や北広島市の住宅街で21日深夜から22日未明にかけて、クマが相次いで目撃された。札幌市によると、体長約1メートルの若いヒグマとみられる。清田区の小学校4校では22日、児童たちが集団下校した。両市は住民らに注意を呼びかけている。
 両市や豊平署などによると、最初の目撃情報は21日午後11時15分ごろ。清田区美しが丘4条5丁目で、30代の男性が道路を歩いているクマ1頭を見つけ、110番通報した。その後も、北広島市大曲幸町3丁目の「三井アウトレットパーク札幌北広島」の駐車場など、複数の場所での目撃情報が警察に寄せられた。
 クマは駆けつけたパトカーに追跡されながら、1時間ほどで約2キロ移動。最後は里塚霊園の方向に走り去り、そのまま森に戻ったとみられている。
 札幌市環境共生担当課は「親離れしたばかりで、住宅街に迷い込んだ可能性もある」として、しばらくパトロールを続ける。
 同市教委によると、22日朝は清田区の小学校4校と中学校1校で、教員と保護者たちが生徒の登校を見守った。23日は、小学校5校と中学校2校に対象を広げるという。
 北広島市も地元猟友会のメンバーと現場を調査し、足跡を確認した。市内の全小中学校に目撃情報を伝え、地元の2小学校と1中学校で、教員や保護者が生徒の登下校を見守った。
 

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