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トキ、新たな血統 昨年中国提供の雌にひな

 中国から昨秋提供され、新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターで飼育されているトキの産んだ卵から15日、初めてのひながかえった。日本で絶滅したトキは佐渡島の野生下で推定約350羽まで復活したが、これらは中国から2007年までに提供された別の5羽の子孫。関係者は、新たな血統が加わることで遺伝的多様性の確保に期待している。
 同センターによると、雌の関関(グワングワン)(3歳)が3月中旬に産んだ卵から、人工孵化(ふか)で15日朝にかえったひなを職員が確認。関関は日本生まれの雄とペアを組み、ほかに4個産卵している。関関と一緒に中国から提供された雄の楼楼(ロウロウ)(3歳)と日本生まれの雌のペアも5個産卵している。

 

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