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ごみ排出、4年連続全国最少 県「減量意識が浸透」 17年度 /長野県

 県の1人1日当たりのごみ排出量が4年連続で全国最少となったことが、環境省が今月発表した調査結果でわかった。「一般廃棄物処理実態調査」によると、2017年度の県内排出量は前年度比5グラム減の817グラム。2位の滋賀県(830グラム)や3位の京都府(843グラム)などを抑えた。
 県資源循環推進課は、会食や宴会で乾杯後30分間と終了前10分間は席につき食事をする「30・10(さんまるいちまる)運動」などを通じて「県民にごみ減量意識が浸透した結果だ」という。市町村別では、木島平村が1790グラムで最多だったほか、軽井沢町(1558グラム)、山ノ内町(1235グラム)、白馬村(1213グラム)などの観光地を抱える自治体が多かった。
 阿部守一知事は12日の定例会見で、ごみの総排出量を定住人口で割るために、観光地のある自治体では1人あたりの排出量が多くなる傾向にあるとし、「関係の皆さんと問題意識を共有して、(ごみ減量のための)取り組みを考えることが必要だ」と述べた。

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