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「豊かな森」保全へ連携協定 中津川市と県森林文化アカデミー /岐阜県

 中津川市は、美濃市の県立森林文化アカデミーと連携協定を結んだ。豊かな森の保全と林業の担い手づくりを目指す。
 中津川市東部に広がる「温帯性針葉樹林」は世界的にも貴重な植生だ。「木曽」や「東濃」の文字を冠した良質のヒノキを産出し、名木を切り出す際の「三(み)ツ緒伐(おぎ)り」など独特の文化もあるが、拡大や継承が課題だ。
 市は昨秋、「森の担い手育成構想」を策定。協定はその推進のために結んだ。
 (1)市が新生児に贈る木製の誕生記念品の試作(2)子ども向け森林教室への講師派遣(3)林業や木材産業で働く人たちのスキルアップ――などを計画している。年間4人のアカデミー学生の授業料を負担し、卒業後に市内で5年以上働いてもらう奨学金制度の創設も盛り込んでいる。

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