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倒れた桜、グッズに変身 枚方の支援学校生が製作 /大阪府

 昨年9月の台風21号で折れたり倒れたりした京都府八幡市の背割堤の桜の木が、約300点のコースターやストラップになって「復活」した。背割堤を管理する国土交通省淀川河川事務所が、3月末に始まった「背割堤さくらまつり」で桜の保護・育成やまつりの環境整備のため、1千円以上募金をした人に渡したところ、4日ですべてなくなった。追加製作を検討している。
 背割堤では、242本あったソメイヨシノの多くが台風21号で被害を受け、23本を除去した。淀川河川公園管理センターが桜の木の再利用を、むらの高等支援学校(枚方市)に相談し、授業で加工作業をすることになった。木工や窯業(ようぎょう)などを学ぶプロダクトデザイン科の生徒たちが1月から、幹や枝の成形、焼き印押し、ニス塗りなどに取り組んだ。
 2月、成形作業をした乾晃一君(当時3年)は「まっすぐ(平ら)にしなくてはいけないので難しい」。金崎有樹(ゆうき)君(同2年)と大牧瞬祐(しゅんすけ)君(同)は「折れてしまったけれど、お客さんに喜んでもらえたら」と話した。
 さくらまつりは7日までの午前9時~午後5時。問い合わせはさくらであい館(075・633・5120)。

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