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シェア自転車、松本で導入へ 27日から14施設に配備 /長野県

 松本市を訪れる観光客や市民の移動手段として、市は27日から、中心市街地でシェアサイクル事業を始める。松本駅、松本城など14施設に電動アシスト付き自転車を計100台配備。スマートフォンで会員登録や予約、決済ができ、15分ごとに60円、1日最大千円で24時間利用できる。27日に松本城公園で出発式を開く。

 市内にはレンタサイクルがあるが、より利用しやすい移動手段としてシェアサイクルに順次転換することにした。市は運営業者に、160を超す市区町村でシェアサイクル事業を展開する「Open Street」(東京都港区)を選定。1月に同社と事業に関する協定を結んだ。
 利用者はスマホのアプリなどで会員登録することが必要。ステーションと呼ぶ14施設の専用駐輪場(無人)に行き、指定された自転車の番号を確認、ディスプレーを操作して解錠すれば利用できる。
 利用後は移動先のステーションに戻す仕組みで、料金はクレジットカードなどで決済する。電話サポートのほか、英語や中国語での対応もある。会員登録すれば同社による他都市のシェアサイクルも使える。
 協定は当面、2022年3月末までの予定。この間、ステーションのエリアを順次拡大する。市は3年間の負担金として約2400万円を設定し、利用料金は同社の収入となる。
 市交通安全・都市交通課は「『官民協働』の事業であり、365日、24時間借りられるのが特長。市民や観光客に利用してもらいたい」としている。

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