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林業大学校「消費地視点で」 名誉校長に東京の会社長 /宮崎県

 4月に美郷町で開校する県の「みやざき林業大学校」の名誉校長を、空間デザインや教育事業を手がける内田洋行(東京)の大久保昇社長が務めることが決まり、11日、県庁で委嘱式があった。「消費地の視点から、少しでも力になりたい」と意気込みを語った。
 内田洋行は宮崎空港の保安検査場や、イオンモール宮崎で県産木材を使ったデザインなどを手がけ、県と川崎市との協定でできた「スギ利活用検討委員会」に参加するなど縁がある。担い手を育てる林業大学校に利用者側の立場で関わってもらおうと県が選んだ。
 委嘱状を手渡した河野俊嗣知事は「切って植えて使うというサイクルの『使う』の部分でお力添えをいただきたい」と期待。大久保社長は「持続可能な未来を考えるなか、今こそ木材という10年前にはなかった国内の雰囲気を感じる。消費地の視点から日本林業の担い手づくりのため、尽力したい」と話した。

 

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