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豊前ジビエ試食、飲食店主にPR 市整備の加工センター /大分県

 有害鳥獣として駆除されたシカやイノシシの解体と精肉加工をする豊前ジビエセンター(福岡県豊前市大西)の製品を紹介する試食会が、同市宇島のうみてらす豊前であり、市内の十数店の飲食店主らが生肉や加工品を味わった。
 センターは市が整備し、昨年10月にオープン。シカ、イノシシ合わせて年間約500頭の処理計画を立てている。11月半ばからは、同市の道の駅などで真空パックにした冷凍製品を販売している。
 市などによると、センターがオープン後、「どこで味わえるか」といった問い合わせが相次いでおり、市内にジビエ料理を出す店がなく、飲食店主らにもジビエを活用してもらうため試食会を開催した。
 生肉約30キロとウィンナーなどの加工品が用意され、参加者は焼いたり、しゃぶしゃぶにしたりして味わった。センターではオープンから1月末までに134頭を処理したという。
 山崎廣美センター長は「最新鋭の冷凍、熟成の設備があり、独特の臭みがほとんどなく製品化できる」と話している。
 問い合わせは同センター(0979・53・9777)へ。

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