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木々と呼応、環境と調和する建築 スペインの建築家集団、東京・乃木坂で個展

 2017年にプリツカー建築賞を受けたスペインの建築家集団「RCRアーキテクツ」は、手触りのある素材で周囲と調和する作風で知られている。いま、東京・乃木坂のTOTOギャラリー・間(ま)で個展が開かれ(24日まで)、作品集「RCRアーキテクツ 夢のジオグラフィー」も出た。
 RCRは、ラファエル・アランダ、カルマ・ピジェム、ラモン・ヴィラルタの1960年代生まれの3人組。故郷の町の旧鋳物工場をスタジオに使い、地域に根ざしながら周囲にいくつもの作品を手がけている。
 国外でも、例えばフランスで手がけた「スーラージュ美術館」(写真、2014年)では、公園の中にさびた鉄の箱を配した。周囲の木々や岩とも呼応。彼らの建築は、グローバリズムと資本主義が加速する現代への批評でもある。
 

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