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Tレックスの祖先、全長3メートル 大型化の途中に位置か 米ユタ州で新種化石

 白亜紀末期の北米で生態系のトップに君臨していた肉食恐竜ティラノサウルス・レックス(Tレックス)。その祖先にあたる新種のティラノサウルス類の化石が、米ユタ州で見つかった。米国の研究チームが「破滅の前兆」の意味を持つ「モロス・イントレピドゥス」と名付け、21日に科学誌コミュニケーションズ・バイオロジーに発表した。
 研究チームはユタ州の約9600万年前(白亜紀)の地層から、恐竜の歯や後ろ脚などの化石を発見した。歯の形状の特徴などから、ティラノサウルス類の新種と判断した。後ろ脚の長さは約1・2メートルで、全長は3メートルほどと推定される。推定6、7歳で、ほぼ成長を終えている小型種と考えられるという。
 白亜紀最末期の北米に生息していたTレックスは、全長が約13メートルと大型の肉食恐竜だった。アジアにいた小型の祖先が、陸続きだった北米大陸に渡ってきて大型化したとの説がある。だが、その過程は明らかになっていなかった。モロス・イントレピドゥスは、Tレックスへと大型化していく途中に位置するティラノサウルス類とみられる。
 日本古生物学会長を務める国立科学博物館標本資料センター長の真鍋真さんは「小さくてきゃしゃなティラノサウルス類が北米でどのように分布を拡大して、大型化していったかが一層の謎であり、興味深い」と話している。

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