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滝桜の保護作業、間近で 三春で説明会 /福島県

 三春町の国指定天然記念物「滝桜」で実施されている保護作業の説明会が17日にあった。説明会は今回が初めてで、事前に申し込んだ約50人が足場に上って間近で桜の様子を観察した。
 滝桜は樹齢1千年以上とされるエドヒガン系ベニシダレザクラで高さは約13・5メートル。2005年1月の大雪で20本以上の枝が折れてしまったことから、町は09年から5年おきに大規模な足場を組んで枯れ枝の剪定(せんてい)や、枝を支える柱の移動、新設などの保護作業を実施している。
 今回の保護作業は今月5日から3月20日まで。説明会の参加者は樹木医たちから作業の説明を聞いた後、滝桜をすっぽりと覆うように組まれた足場にヘルメット姿で上った。
 この日の滝桜につぼみは見えず、春の訪れはまだまだ。町によると、かつては4月下旬に満開になることが多かったが、近年は早まっているといい、昨年は4月6日だった。

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