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循環社会へ実践、評価 エイボン女性年度賞 三芳、産廃処理会社長の石坂さん/埼玉県

 高い志と情熱、行動力で社会貢献した女性たちを応援するエイボン女性年度賞の今年度のソーシャル・イノベーション賞に、三芳町の産業廃棄物処理会社「石坂産業」の石坂典子社長(47)が選ばれた。石坂さんは「現場で頑張っている社員たちのおかげです」と笑顔で感謝した。
 1月31日に東京都内であった表彰式で、選考委員でキャスターの国谷裕子さんは石坂さんを「資源循環社会を目指して実践する理念や志の高さ、決意を感じる。時代を2歩も3歩もリードする女性」と紹介。石坂さんは「私にとってのイノベーションは、産業廃棄物に対する今の社会の価値観を変えること。私たちの仕事が理解され評価されること」とあいさつした。
 父が創業した会社の2代目社長に30歳で就任。「地域に愛される会社に」と、環境に配慮した屋内型プラントを建設し、建設廃材の98%を減量・リサイクルして土砂、チップ原料、ブロックなどに再生している。「ゴミはリサイクルすれば資源。社会的な意味、役割、価値を伝え、自信と誇りを持ってこの仕事を続ける会社作りをしたかった」という姿勢が評価された。
 工場周辺では里山再生に取り組み、夏にはビオトープでホタルが舞う。日本生態系協会の生物多様性評価で国内最高ランクの認証を取り、農場では農薬や化学肥料を使わずに野菜を栽培。国内外から見学や環境教育のために年約3万人が訪れる。
 廃棄物処理の目線から見えるライフスタイルがある、と石坂さんは言う。モノを選ぶ時、ゴミにつながるものと、そうでないものがある。「単に便利さだけで選ぶのか、そのモノが持つ背景や物語で選ぶのか。ゴミを増やさないライフスタイルを考えるきっかけを伝えていきたい」
 エイボン女性年度賞は、化粧品メーカーが1979年から社会に有意義な活動をした女性らに贈ってきた賞。今年度は童話作家の角野栄子さんら5人が受賞した。

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