ニュースピックアップ
ニュースピックアップ

お帰り「縄文の女神」 半年ぶり、県立博物館に /山形県

 国宝に指定されている土偶「縄文の女神」が14日、県立博物館に帰ってきた。昨夏から半年間、東京都やパリでの展覧会で展示されていた。この日は、博物館の無料開館日で、職員による縄文の女神の解説があったほか、塗り絵などが楽しめる特別コーナーもあり多くの人でにぎわった。
 縄文の女神は同館所蔵の日本最大級の土偶で、高さ約45センチ。1992年に舟形町で出土し、2012年に国宝に指定された。約4500年前の縄文時代中期のものとされている。
 昨年7~9月に東京国立博物館で展示されたほか、同10~12月にはパリの日本文化会館で文化庁主催の展覧会に出展されていた。県立博物館の小松幸樹館長は「縄文時代の造形美を国内外の人に知ってもらえたはず。これからも縄文の魅力を発信していきたい」。訪れた山形市の大沢楓子さん(11)は「姿勢が良くて格好いい。縄文時代をもっと知りたいです」と話していた。

PAGE TOP