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漆塗りに真剣、マイ箸づくり 伝統工芸展前に、三原で出張授業 /広島県

 国内最大規模の伝統工芸の公募展、第65回日本伝統工芸展(日本工芸会、朝日新聞社など主催)の開催を前に、三原市木原3丁目の市立木原小学校で15日、「マイ箸」を作って漆塗りの楽しさを学ぶ出張授業があった。
 漆塗りの箸づくりに挑んだのは全校児童13人。同市の漆芸家の田代昭夫さん(43)は「漆を塗るのは器を強くして保護するため」「失敗を恐れず、楽しみながら真剣に」とアドバイス。児童らは箸をそれぞれの手の大きさに合う長さに切り、顔料をまぜた漆で思い思いの模様を描いた。
 6年の森岡凛さんは、じっくりと時間をかけて花や葉っぱを描いた。「画用紙に描くのと違う。細い筆を使うのも難しかった」
 日本伝統工芸展は2月21日~3月10日、広島市中区の県立美術館で開かれる。

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