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アカマツ28本にドリル穴140カ所 河口湖美術館の並木被害 /山梨県

 富士河口湖町河口の河口湖美術館で、行楽客でにぎわう県道の歩道に面したアカマツ28本が、根元にドリルのようなもので穴を開けられ、枯れ始めていることがわかった。町は26日、富士吉田署に器物損壊の疑いで被害届を出した。

 指定管理者の富士河口湖ふるさと振興財団によると、16日に近所の住民から「マツの葉が変色している。松食い虫の被害では」と通報があった。根元にそれぞれ直径約1センチ、深さ約2センチの穴が3~6カ所開けられ、歩道に面した並木の1列目だけが被害に遭っていた。
 町文化振興局の中村拓郎局長が数えると、28本の穴は計約140カ所に上った。歩道沿いにはサクラも植えられ、中村局長は「サクラが育つのに、マツが邪魔ということなのか」と困惑した表情で話した。
 県富士・東部林務環境事務所が調べたところ、松食い虫の被害は確認されなかった。担当者は「穴を開けただけでマツは枯れない」と話し、薬剤注入など何らかの行為が加えられた可能性があるとみている。
 町によると、美術館は1991年開館。河口湖北岸に面した敷地は国立公園の第2種特別地域で、建物が風景になじむよう植栽が必要だったため、開館時に町の木のアカマツが植えられたという。樹齢は推定約40年で、高さ約20メートルに育っていた。町の担当者は「観光ルートにある並木の被害で、目的がわからない。陰湿で怖い」と憤る。
 町では2014年夏にも、観光客でにぎわう天上山の遊歩道沿いでアカマツやスギの根元にドリルで穴が開けられたり、幹に切れ込みを入れられたりする被害があった。

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