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県産柿で化粧品、来年2月発売へ 橿原拠点の業者ら /奈良県

 橿原市に製造拠点を置く化粧品メーカー「マックス」(本社・大阪府八尾市)が、県や近畿大学農学部(奈良市)と連携し、県産の柿などを使った化粧品を開発中だ。来年2月上旬ごろから発売予定。奈良観光のお土産として、国内外の客に買ってもらうのが狙いだという。
 販売を予定しているのは、洗顔せっけん(60グラム、700円)や美容液(80ミリリットル、1千円)、美容液マスク(1枚500円)。県産の柿の葉や実から抽出した成分を使う。ユズや黒豆の配合も検討中だ。
 マックスと近大農学部が柿の成分が肌に与える効果を共同研究。県は、製品に高い付加価値をつける新事業と認定し、補助金500万円を支出する予定だ。
 同大農学部食品栄養学科の米谷俊教授によると、柿の果実には抗酸化性が高いポリフェノールが多く含まれており、アンチエイジングや美白効果が期待できるという。動物性の原料を使わないため、動物由来の食事をとらない完全菜食主義者「ビーガン」に向けてもアピールする。
 問い合わせはマックス(072・994・5045)。

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