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銀杏募金を被災地へ 狛江三中生、28年間取り組み /東京都

 狛江市立狛江第三中学校の生徒たちが、秋の市民まつりの会場で募った義援金16万5543円を北海道地震で被害を受けた厚真町に送った。被災地支援は30年近く前から同校が続ける取り組みで、寄付してくれた人に校内で拾ったギンナンを手渡す。この「銀杏(ぎんなん)募金」を毎年楽しみにしている市民もいるという。

 9月の地震で厚真町は最大震度7を記録した。土砂崩れで36人が犠牲になった。生徒と教職員は10月から校内のイチョウから落ちたギンナンを拾い集め、皮をむき、洗い、干し、1袋に約70個入れた。11月の市民まつりで、寄付してくれた人に800袋近くを配った。義援金は今月、市を通じて町に送った。
 募金活動とギンナンの返礼を組み合わせたきっかけは、長崎県の雲仙・普賢岳の噴火だった。生徒会が支援の寄付を計画したところ、当時の校長が「保護者が稼いだお金を寄付するのではなく、ほかに方法はないか」と投げかけた。校内には10本のイチョウの木があり、半分ほどが実をつける。その活用を考えたといい、1991年から始め、28年間続いている。
 取り組みは先輩から後輩に引き継がれ、その年の支援先は全校生徒へのアンケートで決める。今回の活動で中心になった2年生の吉村凪紗(なぎさ)さん(13)は「ギンナンを拾うのは大変だったが、みんなで協力してできた。これからも続けてほしい」と話した。
 在校生の保護者や地域住民にも経験者が少なくなく、寄付を募ると、「毎年、楽しみにしている」と声をかけてくれる人が今年もいた。亀沢信一校長は「地域に浸透しており、続けたい。生徒に社会貢献の気持ちが育まれている」と話した。
 

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