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グリーン購入、吹田市が大賞 再生エネ調達推進で /大阪府

 環境に配慮した取り組みを表彰するグリーン購入ネットワーク(事務局・東京)の「グリーン購入大賞」の行政・民間団体部門に、吹田市が選ばれた。再生可能エネルギーによる電力の調達を進めている姿勢が評価された。
 吹田市は、2016年4月の電力小売り全面自由化を機に、昨年2月に環境配慮方針を定めた。競争入札で電力を調達する際、事業者が太陽光発電など再生可能エネルギーの比率の高い電気を供給していることを入札の参加条件とした。再生エネの比率が30%以上で70点、3%未満で0点などとする評価基準を設けた。これを市は「吹田方式」と呼んでいる。昨年度の入札では、再生エネの比率が関西電力の4・4倍の東京都の事業者が落札。今年度も、関電の2・6~3・9倍の東京都と滋賀県の計3事業者が落札した。昨年度は市の79施設で約1億8千万円、今年度も296施設で約2億9千万円の削減効果があったという。
 今年度実績では、市の326施設の電気使用量の58%が再生エネの事業者からの供給に切り替わり、再生エネの使用比率も30%を占めている。市環境政策室は「将来的には再生可能エネの比率を100%にしたい」と話している。

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