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調布、地下駐輪場を断念 市長「樹木保存が大前提」 /東京都

 調布市の長友貴樹市長は26日記者会見し、京王線調布駅前に予定していた地下駐輪場の建設を断念する考えを明らかにした。工事の進行と、駅前広場に残っていたシンボルとも言える樹木の保存との両立が難しいと判断したという。
 調布市には来年のラグビーワールドカップ、2020年の東京五輪・パラリンピックの競技会場となる東京スタジアムなどがある。世界的なスポーツイベントを控える中で、駅前の南北でバスロータリーの整備を進め、南側の地下部分には1900台を収容できる大型駐輪場をつくる予定だった。
 周辺には約100本の樹木があったが、駐輪場建設やロータリー整備によって、多くは伐採・移植された。ただ、保全を要望していた市民団体の意向もあり、駐輪場の上部にあるウメやクスノキといった古木は伐採せず、残したまま工事することを決めていた。
 このため、根元を薬剤で固めたり根の周囲を金属で囲ったりといった複数の工法を検討したものの、樹木への損傷を避けるのは技術的に困難であることがわかったという。もともと地下工事は樹木保存などを考慮して着工が延期されていた。さらにずれ込めば、駅前整備全体の完成時期にも影響すると懸念し、断念することにした。
 長友市長は「記念樹的なシンボルの樹木は残すのが大前提だった」と説明。「建設できないのはきわめて残念だ」と話した。今年度予算に工事費などとして計上していた2億6200万円分は減額する。
 駅周辺の駐輪場は現在、約470人が利用の順番待ちの状態で、市は今後、周辺で代替施設の確保を急ぐとしている。

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